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京都議定書

MSN-Mainichi:京都議定書発効 日本、目標達成へ難題

16日の京都議定書の発効で、90年比6%減という日本の温室効果ガス排出削減目標が国際的に義務付けられた。日本の排出量は90年水準を超えており、現状より14%も減らさなければならない。細田博之官房長官は「ぎりぎりいける」と達成の見通しを示すが、家庭や運輸部門での排出量は増え続けている。個別に検証すると、達成のめどは立っていないのが実情だ。困難な道が予測される日本とは対照的に、欧州連合(EU)は目標達成が確実視され、米国は議定書に背を向けたままだ。

日本の目標達成が難しいことについて、記念行事に出席した国連気候変動枠組み条約事務局のヨーケ・ウォラーハンター事務局長は「だからこそ、今日、法的拘束力のある議定書が発効した。日本が必ず目標を達成すると信じている」と話した。




お久しぶりです。更新が滞っていてすみません。今日は某外資コンサルの一次面接のために日帰りで東京に行っておりました。コンサルで有名なケースの対策を全くしていなかったので、ボロボロでした(>_<)

発効からすでに3日が経ってしまってタイムリーではありませんが、取り上げさせてもらいます。

皆さんは京都議定書についてどこまでの知識をお持ちでしょうか?僕は恥ずかしながら知っていた内容は「批准国が温室効果ガス排出量を目標値まで減らす」というアバウトなものでした。もちろんアメリカが批准していないことは知っていました。しかし、ロシアの批准によって死文化を免れたということは把握していませんでした。

日本はこの目標を達成するための内訳をこのように出しています。

・CO2          ・・・4.9% 削減
・代替フロン       ・・・1.3% 削減
・メタン          ・・・0.3% 削減
・森林によるCO2吸収・・・3.9%
・京都メカニズム    ・・・1.6%  12%

京都メカニズム?となったので調べてみました。一言で説明すると、

「先進国の排出量をお金で買い取る」

1.途上国で先進国企業が削減プロジェクトを行い、
  その削減量を先進国企業の削減量としてカウントするCDM
2.先進国で他の先進国企業が削減プロジェクトを行い、
  その削減量をプロジェクトを行なった側の先進国企業の
  削減量としてカウントするJI
3.先進国間で排出枠を売買する国際排出量取引


の3つに分類されます。

3は実際の削減を伴わない場合がありますが、1・2は実際の削減に裏打ちされた削減量のやり取りなので、意味のある仕組みだと思います。(redhillさん情報提供ありがとうございます)

ということのようです。最後はやっぱりお金で解決になってしまうのでしょうか?

アメリカの批准について意見されているブログは多いと思いますので、省きます。国益よりも地球全体のことを考えてほしいという思いは持っています。

少し話は変わって、家庭で出来るCO2排出対策は何があるのか考えてみました。画期的なアイデアなんて一つも出てきませんでしたけど・・・。

・自家発電
最近CMでよく見ますが、家庭用ソーラーパネルがここ1,2年で普及しそうですね。ソーラーパネルなんて今のところ普及率は0に近いでしょうから、各メーカーがシェアの奪い合いでいい感じで競争してくれるような気がします。

・ハイブリットカー
こちらも市場に出てから数年経ったので、少しずつ価格も安くなってきますね。ソーラーパネルも同様ですが、エコカーの普及は環境税などの政府の対策によって普及のスピードを調整できる気がします。

うーん、ほんまに大した内容じゃない・・・。

最後になりましたが、ニュース引用部分のヨーケ・ウォラーハンター事務局長の言葉が好きです。目標達成が難しいからこそ、国全体で協力し合って取り組んでいく必要があると思います。

僕も環境対策をしっかり考えて取り組んでいきます。まずはパソコンつけっぱなしをやめないと・・・(^-^;