ライブドア 放送界に殴り込み | 縁溜 ~えんため~

ライブドア 放送界に殴り込み

Daily Sports Online:ライブドア 放送界に殴り込み

インターネット関連会社のライブドアが8日、フジサンケイグループの中核企業で東京証券取引所第2部上場のニッポン放送の発行済み株式35%を同日までに取得、現時点で筆頭株主となった。

今回の株の取得額は約700億円。株式は子会社の「ライブドア・パートナーズ」を通じ、東証の時間外の市場内取引などで取得したという。ライブドアは同放送の重要議案に拒否権を発動できる33・4%を超える大株主となり、ニッポン放送の経営に大きな影響を与えることができる。

都内で会見した堀江社長は「ニッポン放送の経営に参画したい」とし、ニッポン放送の株式をさらに買い進める意向を示し、経営陣を派遣する方針も表明。同放送に事業提携の申し入れをしたことを明かした。

ライブドアは、放送業界での事業を拡大し、放送とインターネットを融合させ事業機会を広げる意欲を表明。総合メディア企業への飛躍を目指す姿勢を強調した。




「これはすごい!!」とニュースを見て思いました。すぐにでも投稿したかったのですが、忙しかったので投稿が遅くなりました。

正直、株の勉強をしていないので詳しい仕組みの方はわかりません。筆頭株主になったことで経営に参画することができるようになるんだろうな、という程度の理解です。しかし、堀江社長が会見で発言されていたように、「通信」と「放送」が融合への第一歩が踏み出されたことは感じました。

TOB(株式公開買い付け)がわからなかったので、調べました。知っているという方はすいません。

「企業の経営権取得などを目的に、株の買い取りを希望する人が買い付け期間や、買い取り株数、価格を公表し、不特定多数の株主から買い取る方式」

ということです。

毎日新聞の社説が面白かったので、引用掲載しておきます。

MSN-Mainichi:ライブドア 通信からの挑戦が始まった

通信と放送の融合は、かねて指摘されてきたことだ。放送も通信もデジタル化が進行しており、映像や音楽などのコンテンツを電波で送るか、光ファイバーなど広帯域の回線を使用するかは、技術的には選択だけの問題になろうとしている。

光回線を使って地上波デジタルの高画質放送を送ることも可能だとNTTが主張しているように、通信と放送との融合をめざす動きはこれからますます活発になってくるだろう。

今回の買収劇は、新興のベンチャー企業がフジサンケイというメディアグループに挑むという構図だ。しかし、通信との融合に尻込みしている放送業界に対する挑戦ともとらえることができる。

今後の展開は予断を許さないが、通信と放送の融合の中で受け身の対応では、もはやすまない時代に入ろうとしている。


緑で色づけした部分が、僕が興味を持ったところです。いくらインターネットが普及したと言っても、既存メディアの存在は巨大だと考えていました。そこで、インターネットと既存メディアが今後どのような形で共存していくのかに関心を持っていて、それは予想通りの形で現れた、という感じです。これを足がかりとしてテレビにも近い将来、入っていきそうですね。

堀江社長の飽くなき挑戦心は尊敬です。ライブドアの今回の動きは計画されてきたもので、堀江社長はとんでもないビジョンをすでに持っているはずです。昨年のプロ野球界への参戦行動もそうですが、安定や安泰を望み保守的にしか行動できない企業や人は潰れていくはずです。

今回の大事件とも言えるライブドアの行動に対し、フジテレビは消極的な対応をしています。提携要請にも応えず、それどころか堀江社長の出演する番組の放映を中止しました。今後フジテレビ側がどのような行動を取るのかが楽しみですね。

まだまだ状況の半分も理解できていません(^o^;株とか経営の勉強しないといけませんね・・・。

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